「帰宅の時」 ’00年9月3日
しし丸の寝顔です。
勤めから帰って来て玄関のドアを開けると、そこにはたいていモコかメリーがいます。
門扉が「キーッ!」ときしる音を聞きつけて走って来るのです。
出迎えに来てくれたわけではありません。
宅急便の配達に来た人や新聞代の集金に来た人でも、とにかく門扉がきしる音が聞こえれば好奇心にかられて玄関にやって来るのです。
そんなふうですから私を見ても甘えてじゃれつくということもありません、ちょっと淋しいことですが。
時折、トラミが庭かどこかから走って来て私の足に体をすりつけて甘え声を出すことがあります。
ほんのりとうれしいものです。
家に入って階段を昇って行くと、ユキがどこかの段で寝ています。
一つの段の端から端までを占有して寝ていますから足を乗せるわずかなすき間もありません。
着替えて下の部屋に行くと、しし丸はたいていテーブルの上で寝ています。
しし丸は撫でてもさすってもなかなか起きません。
しし丸の腹はいつもぷっくりとふくれています。
時々、うるさそうに「クー、クー」と言っては寝返りをうちます。